結論:保育士の引き継ぎミスを防ぐには、「誰に・何を・いつまでにしてほしいか」を明確にし、重要事項から短時間で共有する仕組みを作ることが大切です。口頭だけに頼らず、園で決めた記録様式やチェック欄も併用しましょう。
保育所保育指針では、事故防止のために職員の共通理解や体制づくりが重要とされています。実際の運用は園や自治体によって異なるため、以下の方法をたたき台として、勤務先のルールに合わせて調整してください。
この記事の要点3つ
- 引き継ぐ内容を「安全・体調・保護者・予定」に分ける
- 事実と推測を分け、期限や担当者まで伝える
- 口頭共有後に、記録やチェック欄で抜けを確認する
今日できる行動
- 次の勤務者に伝える項目を4分類したメモを作る
- 「変わったことがない」場合も、確認した項目にチェックを付ける
- 引き継ぎの最後に「ほかに確認したいことはありますか」と聞く
- 申し送り後、自分が対応する内容を1つだけ復唱する
保育士の引き継ぎとは
保育士の引き継ぎとは、担当者が交代する際に、子どもの状態や必要な対応を次の担当者へ共有することです。安全に保育を続けるため、対応が途中になっていることや、保護者への伝達が必要なことを明確に伝えます。
引き継ぎチェックリスト
- □ 現在の在園児数と欠席・早退予定を確認した
- □ けが、体調不良、食事量、排泄など注意事項を伝えた
- □ 個別に見守りが必要な子どもを伝えた
- □ 保護者からの相談や要望の対応状況を伝えた
- □ これから行う活動や時間指定の予定を伝えた
- □ 未対応の業務と担当者を明確にした
- □ 記録・連絡帳・共有ノートを確認した
- □ 受け手が内容を理解したか確認した
具体例
「Aくんは午睡後から活動量が少なく、給食は主食を半分ほど食べました。検温結果は記録済みです。母親からは、帰宅後の様子を見てほしいとの申し出がありました。降園時に担任から伝える予定です」のように、事実・対応状況・保護者の申し出・次の対応を分けて伝えます。
事故後の記録については、保育士の事故報告書の書き方も参考になります。午睡中の確認事項は、保育士の午睡チェック方法をご覧ください。
FAQ
Q1. 引き継ぎは口頭だけでも問題ありませんか?
A. 園の運用によりますが、安全や保護者対応に関わる内容は、園が定めた記録方法にも残すほうが確認しやすくなります。詳細は管理者や自治体の案内を確認してください。
Q2. 引き継ぎが長くなります
A. 「今すぐ対応が必要なこと」「勤務中に確認すること」「参考情報」に分け、安全・体調・保護者対応を先に伝えましょう。
Q3. 不明点があるときは?
A. その場で「誰が、いつまでに、何をするか」「記録はどこにあるか」を確認してください。緊急性がある場合は、園の責任者や定められた連絡先へ相談します。
まとめ
安全・体調・保護者・予定の4分類で整理し、事実と未対応事項を分け、担当者と期限まで伝えることが、引き継ぎミスの予防につながります。まずは今日の申し送りで、最後に復唱と記録確認を行いましょう。
更新日:2026年9月21日
著者:しょぼい園長/先生のぐち編集部


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